1966年、国際自然保護連盟(IUCN)が世界で絶滅のおそれがある野生生物を、「Red List」として公表しました。

その後、絶滅の危機に瀕している野生動植物の名前を掲載し、その危機の現状を訴え、個体や生息地などの保護・保全活動に結びつけようという目的で出版される報告書「Red Data Book」が各国、各機関でも作成されています。

その中でも最も絶滅の恐れがたかいものを絶滅危惧種、と呼び、特別の保護の必要があるとされています。2006年時点で、IUCNの報告書に掲載された絶滅危惧種(I類・Ⅱ類合計)は、植物8,393種、動物7,725種。その数は、増加傾向にあります。